第7節 評価及び見直し
第1 概要
当組合における事業評価・見直しは、「データヘルス計画作成の手引き(改訂版)(平成29年9月)」に沿って、次のとおり行うこととする。
表6 事業評価・見直しの内容
項目 | 内容 | |
---|---|---|
目標設定 |
アウトプット指標 |
事業の成果を上げるために立案した実施量を到達しているか |
アウトカム指標 |
事業の成果が達成されたか |
|
事業実施 |
ストラクチャー |
事業を実施するための仕組みや体制が整っているか |
プロセス |
事業の目標を達成するための実施過程が適切であるか |
|
振り返り |
事業実施状況の確認 |
|
事業評価 |
目標の達成状況の確認 |
第2 事業の内容の評価・見直し
1 実施後の評価指標
- (1)特定健康診査
項目 ① 指標 ② 実績値
(平成28年度)③ 目標値
(平成30年度)Ⅰ アウトカム
(成果)健康非該当者の割合の対前年度推移
組合員
0.8ポイント
対②比横ばい
被扶養者
0.4ポイント
対②比横ばい
Ⅱ アウトプット
(事業実施量)健診受診率
組合員
95.9%
96.4%
被扶養者
50.0%
56.4%
Ⅲ その他
【内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の概念】
内臓脂肪型肥満を共通の要因として、高血糖、脂質異常、高血圧を呈する病態であり、また、発症してしまった後でも、血糖、血圧等をコントロールすることにより、心筋梗塞等の虚血性心疾患、脳梗塞等の脳血管疾患、人工透析の必要な腎不全などに至る原因となることをデータで示すことができるため、健診受診者にとって生活習慣と健診結果、疾病発症との関係が理解しやすく、生活習慣改善に向けての明確な動機付けができる。※平成31年度以降の中期目標は今後設定する。
- (2)特定保健指導
項目 ① 指標 ② 実績値
(平成28年度)③ 目標値
(平成30年度)Ⅰ アウトカム
(成果)健康非該当者の割合の対前年度推移
組合員
0.8ポイント
対②比横ばい
被扶養者
0.4ポイント
対②比横ばい
Ⅱ アウトプット
(事業実施量)積極的支援の実施率
組合員
23.2%
34.6%
被扶養者
5.7%
18.2%
動機付け支援の実施率
組合員
32.1%
38.9%
被扶養者
10.0%
17.9%
Ⅲ その他
【積極的支援】
医師、保健師、管理栄養士の面接による指導のもと、生活習慣改善に係る行動計画を策定し、生活習慣改善のための働きかけを相当な期間継続するとともに、原則3ヶ月以上経過後における実施計画の実績に関する評価を行う。【動機付け支援】
医師、保健師、管理栄養士の面接による指導のもと、生活習慣改善に係る行動計画を策定し、生活習慣改善のための取組みに関する動機付けを行うともに、原則3ヶ月以上経過後における実施計画の実績に関する評価を行う。※平成31年度以降の中期目標は今後設定する。
2 評価スケジュール
上記1で設定している事業ごとの評価指標に基づき、次のサイクルで事業評価を実施する。
- (1)毎年のPDCAのスケジュール
医療費等データの
出力時期事業の実績評価 翌年度の事業の
内容見直し平成29年度実績
平成30年6月
平成30年7月
平成30年10月〜
平成30年度実績
平成31年6月
平成31年7月
平成31年10月〜
平成31年度実績
平成32年6月
平成32年7月
平成32年10月〜
平成32年度実績
平成33年6月
平成33年7月
平成33年10月〜
平成33年度実績
平成34年6月
平成34年7月
平成34年10月〜
平成34年度実績
平成35年6月
平成35年7月
平成35年10月〜
※特定健診等のデータについては、実績評価の際は前々年度実績を使用する。
- (2)中間評価及び最終評価のスケジュール
- ア 中間評価については、平成29年度からの3年分の実績を基に評価を行い、平成32年度中に計画を見直し、当該計画に基づき、計画期間の後半の平成33年度から平成35年度まで事業を実施する。
- イ 最終評価については、平成29年度からの6年分の実績を基に評価を行い、平成35年度中に計画を見直し、当該計画に基づき、新たな計画期間の平成36年度以降の事業を実施する。
医療費等データの
出力時期事業の実績評価 翌年度の事業の
内容見直し平成29年度実績~
平成31年度実績平成32年6月
平成32年7月
平成32年10月〜
平成29年度実績~
平成34年度実績平成35年6月
平成35年7月
平成35年10月〜
※特定健診等のデータについては、実績評価の際は前々年度実績を使用する。