VOICE先輩職員の声

顔の見える関係で繋がったアットホームな職場です。

K.M平成27年度採用
法学部卒業
総務部DX推進課情報推進係主事

業務の効率化と更なる適正化に向けて取り組んでいます。

私が所属するDX推進課は、組合の業務の効率化と更なる適正化に向け、令和5年度に新しく設置された部署です。主なミッションは、テレワーク環境の構築、長期給付事務のRPA(Robotic Process Automationの略。)化、電子決裁の実施率向上等、組合の業務の見直しを図ることであり、今はその第一歩目として、今後のDXの時間軸・課題を整理するため、工程表の策定や他団体の視察を行っています。
また、サイバーセキュリティ対策を講じることもミッションの一つです。当組合では、年金など重要な個人情報を取り扱っており、情報セキュリティの確保が特に重要です。DXを推進していく一方で、情報の漏洩や改ざん等の事故が起こることを未然に防ぐためにどう対策していくのか、両輪で考えていく必要があると思っています。

自治体への出向経験が、当組合の良さに気づくきっかけに。

私は採用後7年目から新潟県庁に出向しました。県では県内市町村の決算分析、普通交付税や特別交付税の基礎数値のとりまとめ等を担当しました。通常業務のほか、選挙管理委員会の応援要員としてトラックで県内を一日中走り回ったり、県内で発生した鳥インフルエンザに対応するために防護服を着用して鶏舎で夜間に鶏の殺処分を行うなど、幅広い業務を経験させていただきました。

新潟県庁では、県民約214万人のため、約2万8千人の職員が庁舎の中でも外でも昼夜を問わず働いており、皆が地元を愛し、地元のためにどんな仕事もこなしていく姿が印象的でした。他方、勤務地が県内各地に点在し、かつ職員数が多いため、職員同士のつながりは薄いように感じられました。例えば、朝に乗る庁舎のエレベーターは通勤電車のようで、皆が他人同士であり、会話が聞こえてくることは稀でした。
当組合は、全国の道府県職員及びその被扶養者並びに年金受給者の約93万人を対象に、①短期給付(医療保険)、②年金給付、③福祉事業の3本の柱となる事業を約100名の職員で行っています。県庁や市役所ほど多種多様の仕事ではありませんが、事業規模が大きいのに対し、コンパクトな組織となっています。また、勤務地は東京都千代田区の本部であり、原則転勤はありません。そのため、職員同士は部署を超えても顔の見える関係で繋がっており、挨拶や雑談等も含め、日頃からコミュニケーションが取れる堅苦しくない職場であり、そのことは出向経験があったからこそ、改めて実感することができたように思います。

プライベートの時間も大切にしています。

実生活の充実がいい仕事に繋がるという職場の風潮があり、私もオンとオフの切り替えを意識して日々を過ごしています。出向中に、新潟県内の全市町村を巡ってその土地の郷土料理、温泉、観光地を楽しんだのは良い思い出ですし、最近は、レインボーブリッジや高層ビル群などの都会ならではの景色を求めてドライブするのが休日の楽しみです。